甲高幅広って何?足の正しい測り方と靴選びについて解説

「甲高幅広(こうだかはばひろ)」という言葉を聞いたことはありますか?
足の形にはいくつかタイプがあり、その中のひとつが“甲高幅広タイプ”です。
このタイプの足は、一般的な靴だと甲の部分が当たって痛くなったり、幅がきつく感じたりと、ちょっとした悩みがつきもの。
「見た目は気に入ってるのに、履くと痛い…」なんて経験、ある方も多いのではないでしょうか。
実は、そんなトラブルを防ぐには“自分の足に合った靴選び”がとても大切なんです。
この記事では、甲高幅広足の特徴や、自分がそのタイプかどうかをチェックする方法、さらに靴選びのポイントまで詳しくご紹介します。
「もしかして自分もそうかも?」と思った方や、「なかなか合う靴が見つからない…」という方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
甲高幅広の足の特徴は?
「甲高幅広(こうだかはばひろ)」とは、その名のとおり“足の甲が高く、横幅が広い”足のことを指します。
例えば靴を履いたときに、履き口が甲に食い込んだり、甲の部分が擦れて痛くなったりすることはありませんか?
そんな方は、甲が高めのタイプかもしれません。
また、スニーカーを履いたときに「靴ひもが足りない!」なんて経験がある方も要注意。これも甲が高い人によくある特徴です。
一方で、“幅広”の足とは、親指の付け根から小指の付け根までの横幅が広いタイプのこと。
後ほど詳しくご紹介しますが、メジャーで足幅を測ってみて、一定の数値以上になる場合は幅広傾向といえます。
そして、この“甲が高い”+“幅が広い”両方の特徴を持っている方が、「甲高幅広」の足なのです。
自分は甲高幅広?足のサイズの測り方
「自分は甲高幅広かも…」と思っていても、実際にきちんと測ってみるとそうではなかった、というケースも意外と多いんです。
靴が合わない原因が、必ずしも“足の形”だけとは限りません。
たとえば歩き方のクセなどで、歩くうちに足が前に滑ってつま先が当たってしまい、「靴が合わない」と感じてしまうこともあります。
本当に甲高幅広タイプかどうかを知るためには、足幅と足囲(そくい)を測ることが大切です。
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足幅…親指の付け根の骨(母趾球)から小指の付け根の骨(小趾球)までの幅
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足囲…その足幅を測った部分をぐるっと一周した長さ
この2つを測り、JIS(日本工業規格)で定められたサイズ表を参考にすると目安がつかめます。
JIS規格「靴のサイズ(JIS S 5037)」によると、足囲が3E以上の方は“幅広傾向”といわれています。
✅靴のサイズの正しい測り方についてはこちらの記事をチェック!
→ 足長と足囲をきちんと測定するのがポイント!靴のサイズの正しい測り方を分かりやすく解説
一方で、“甲の高さ”については明確な基準がないため、靴を履いたときに
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甲の部分が当たって痛い
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履き口が食い込む
といった悩みがある場合は、甲高タイプの可能性が高いでしょう。
また、少し専門的ですが、以下のような指標で大まかにチェックする方法もあります。
🔸 Longitudinal Arch Angle(ロングチューディナル・アーチアングル)
親指の付け根(第1中足骨頭)・甲の最も高い部分(舟状骨)・内くるぶし下端の3点を結んだ角度を見ます。
立った状態でこの角度が150度以上なら、甲高傾向にあるといえます。
🔸 Navicular Index(ナビキュラー・インデックス)
舟状骨の高さを足の長さで割り、×100した数値で求めます。
20%以上であれば、アーチが高く甲高傾向と判断できます。
どちらの方法も“アーチの高さ”を見る指標なので、厳密な診断ではありませんが、目安として知っておくと便利です。
もちろん、自分である程度判断することもできますが、靴選びに不安がある方は、靴専門店などで正確に足のサイズを測ってもらうのがおすすめです。
思っていたよりサイズが違う!なんて発見があるかもしれませんよ。
甲高幅広さんの靴選びのポイント
「どの靴を履いてもきつい…」「可愛いけど痛くて履けない…」
そんなお悩みを持つ甲高幅広さんは少なくありません。
けれど、無理をして小さめの靴を履き続けると、外反母趾などのトラブルにつながることも。
だからこそ、妥協せずに“自分に合った靴”を選ぶことがとても大切です。
ここでは、甲高幅広さんが靴選びで意識したい3つのポイントと合わせてオススメの靴をご紹介します。
① スニーカーは「甲の高さ」に合わせて選ぶ
スニーカーを選ぶときは、サイズ(例:24.0cm)だけでなく、甲の高さに合っているかをチェックしましょう。
同じサイズでもメーカーによって靴の形は少しずつ異なるため、甲の高さが合わないと痛みや圧迫の原因になります。
特に幅が気になる方は、ワイド設計(幅広タイプ)のスニーカーを選ぶのがおすすめ。
最近は大手メーカーでも幅広モデルが豊富にあり、ゆったりとした履き心地で快適に歩けます。 また、スニーカーの素材にも注目を。
硬めの素材よりも、柔らかく足に馴染む合成繊維などを選ぶと、痛くなりにくく快適に履けます。
サイズだけでなく、素材のフィット感にも注目してみましょう。
マーレマーレのワイド設計スニーカー
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ポルカ WX00110-S | カラフルポルカ WX00110D |
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メンズポルカ WX00801-S | メンズカラフルポルカ WX00801D |
マーレマーレの大定番スニーカー“ポルカ”シリーズは足囲3E以上の幅広設計。
甲高幅広さん、外反母趾さんなどに20年以上愛され続けるロングセラーです。
✅ポルカについてはこちらの記事をチェック!
→ 甲高幅広さんに大人気!つま先ゆったりスニーカーのポルカ
② パンプスは「足幅」に合わせて選ぶ
パンプスの場合は、甲よりも足幅に合うかが重要です。
できるだけ自分の足幅に近いものを選び、きつく感じるときは1サイズ上げるのも◎
ただし、サイズを上げると踵(かかと)や甲に隙間ができやすくなるため、
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歩くと前滑りする場合 → 甲に前滑り防止パッドを貼る
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踵が脱げやすい場合 → 踵脱げ防止パッドを貼る
などの調整をしてみましょう。
最近は、幅広さん向けのパンプスブランドも増えています。
市販の靴で合わない方は、そうしたブランドをチェックしてみるのもおすすめです。
マーレマーレの歩きやすく疲れにくい伝説のパンプスシリーズ
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ウェッジプレーンパンプスSG00550 | ウェッジストラップパンプスSG00551 | 防水ストラップパンプスSG00552 |
ゆったりしていて窮屈感の無いつま先と
柔らかく伸縮性があるのに型崩れしにくいアッパーで
リピーター率No.1パンプスシリーズ。
✅伝説のパンプスについてはこちらの記事をチェック!
→ 歩きやすく疲れにくい伝説のパンプスが復活!
サイズ調整インソール
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FSつま先コンフォート2mm CL16 | FS靴脱げ対策クリア CL00018 | FS靴脱げ対策コーデュロイ CL27 |
足幅に合わせて1サイズサイズ上げた時に踵や甲に隙間が出来てしまって
靴擦れや靴がカパカパと脱げてしまう…という方にオススメ!
✅サイズ調整方法はこちらの記事をチェック!
→ パンプスが大きい時の調整方法をご紹介
③ つま先は「丸くてゆとりがある形」を選ぶ
甲高幅広さんにとって大切なのが、つま先の形。
足指にしっかり余裕のある、丸いつま先(ラウンドトゥ)を選びましょう。
反対に、つま先が尖った靴(ポインテッドトゥ)はなるべく避けたほうが安心です。
窮屈な靴を無理して履き続けると、外反母趾やハンマートゥといった足のトラブルにつながることもあります。
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外反母趾:親指が小指側に曲がり、付け根が外側に出っ張ってくる症状。特にヒールや細身の靴を履く女性に多く見られます。
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ハンマートゥ:足の指が曲がってしまい、靴に当たって痛みが出る症状。魚の目や開帳足など、他のトラブルを引き起こすこともあります。
どちらも治療が難しく、悪化しやすいトラブルなので、
指先にゆとりのある靴を選ぶことが一番の予防です。
✅つま先の形についてはこちらの記事をチェック!
→ 歩きやすいパンプスの選び方は?おすすめのパンプスも紹介
まぁるくてゆったりつま先が特徴的なコンフォートシューズ
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クロスベルトコンフォートシューズ SG221370 | ジブズXJ252335 | ベルトコンフォートシューズ KL00304 |
マーレマーレの靴はつま先が丸くゆとりがあるものが多く、
甲高幅広さんにもゆったり快適に履いていただけます。
ちょっとしたポイントを意識するだけで、靴の履き心地はぐっと快適になります。
「かわいい」「かっこいい」だけでなく、“自分の足がラクに感じる靴”を選ぶことが、長く健康に歩くための第一歩です。
正しい測り方で自分の足を知ろう
靴選びが難しいと感じる甲高幅広さんですが、実は「そう思い込んでいただけで、実際には違った」というケースもあります。
まずは、自分の足をきちんと知ることが大切です。
正しい測り方で足幅や足囲を確認してみると、思わぬ発見があるかもしれません。
今回ご紹介したセルフチェック方法でもある程度判断できますが、より正確に知りたい方は、靴の専門店などで実際に測定してもらうのがおすすめです。
もし甲高幅広タイプであれば、靴を選ぶときは足幅や甲の高さに注目し、試着して履き心地を確かめるようにしましょう。
少しの違和感でも、長く履くうちに痛みや疲れにつながることがあります。
自分の足の特徴を理解しておくと、デザインも履き心地も妥協しない“お気に入りの一足”に出会えるはず。
ぜひこの機会に、自分の足幅や足囲をチェックしてみてくださいね。
マーレマーレでは痛くなりにくい甲皮素材は本革や合成皮革などの伸縮性のある素材を使い、歩きやすいパンプスを数多く取り揃えております。
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