靴下の種類と選び方|メンズ・レディース必見【徹底解説】
靴下には、数多くの商品が展開されています。ブランドや素材、カラー、丈の長さなど数え切れないバリエーションがあります。
なんとなく選んでしまいがちな靴下ですが、足元は意外に目につきやすく、おしゃれのポイントになるケースも多いです。
また、履き心地のよい靴下を身に着けると、快適に過せます。
この記事では、靴下の種類や適切な選び方などについて紹介します。全体像やポイントを掴むことで、TPOに合わせた靴下選びに役立ててください。
目次
そもそも靴下の用途とは?
靴下は、機能性とファッション性の2つの側面から着用されます。素足と靴の緩衝材として足を衝撃から守ったり、足を保温したりするのが靴下の機能的な役目です。通気性や吸湿性のよい素材を使用しているものは、足の蒸れを防いで靴の中を快適な状態に保ってくれます。
また、ボトムスが短い場合は靴下が外から見えやすく、ファッションの一部として重要なアイテムになるでしょう。おしゃれのアクセントやコーディネートに統一感を持たせる効果も靴下にあります。
靴下の選び方でおしゃれさ変わる?
靴下は、丈の長さや柄の種類、カラーなどによってさまざまなタイプがあります。靴下の選び方は、ファッション全体のおしゃれ度にも影響を与えます。
足元だからあまり目立たないと考えて気を抜いてしまうと、洋服のコーディネートが台無しになることもあるでしょう。
また、丈の短いボトムスや高さの低いスニーカーなどに合わせる場合は、あえて靴の外から見えにくい靴下を選んで素足に履いているようにみせるのもスタイリッシュです。
靴下の種類ごとの特徴を確認しよう
靴下の種類を体系的に押さえておくと、選ぶ際にも便利です。ここでは、靴下の種類について紹介します。
アンクレットソックス
「アンクレットソックス」は、別名「スニーカーソックス」ともよばれます。くるぶしの下までカバーされる靴下です。
スニーカーと合わせて履くとおしゃれにみえるため、男女を問わず人気のタイプです。
デザインや素材などの種類も豊富に展開されています。
ソックス
ビジネスシーンにふさわしい紳士用の靴下として重宝されているのが、ふくらはぎまで丈の長さがある「ソックス」です。
需要が多いため、素材やデザインも多く出回っています。ビジネスの場では、清潔感のあるソックスを身にけることが良しとされています。
カバーソックス
爪先部分からかかとだけを浅く覆う靴下で、別名「フットカバー」と呼ばれることもあります。以前は女性用が多く出回っていましたが、現在では男性用も多く販売されています。スニーカーや革靴、モカシンやローファーなどに最適です。
クルーソックス
「クルーソックス」は、長さがふくらはぎの下まであるタイプです。この形状にはリブ編みのソックスも多いため、「リブソックス」と呼ばれることもあります。黒や紺、グレーなどのダークカラーは、ビジネスシーンでも大活躍します。
ブーツソックス
「ブーツソックス」は、ブーツの下に履くように作られている靴下です。冬に着用されることが多いため、厚手の生地で作られています。長さはふくらはぎの上まであることが多く、種類が豊富に展開されているのおしゃれを楽しめます。
スリークォーターズソックス
「スリークォーターソックス」は、丈の長さが膝下4分の3ほどまである男性用靴下です。ふくらはぎの膨らみのある部分まで長さがあると考えるとよいでしょう。足元が冷たく感じる季節には、靴下の長さがこの長さまであると暖かく感じます。
ハイソックス
長さが膝下まである靴下を、「ハイソックス」と呼びます。
「ニーハイレングス」と呼ばれることもあります。
制服と合わせて着用されることも多いタイプです。スポーツのイベントや部活動などで履くこともあるでしょう。また、むくみ対策として着圧仕様を施した機能性ハイソックスも人気です。
ニーハイソックス
膝に到達する長さの靴下は「ニーハイソックス」と呼ばれます。膝の少し下まであるものもニーハイソックスに分類されます。
ミニスカートと合わせるとおしゃれに三重るため、女性の間で人気のタイプです。
オーバーニーレングス
「オーバーニーレングス」は、膝丈より高い位置まで届く靴下のタイプです。
膝より上まで長さがあると足にフィットしやすく、動きが多くても靴下が下に落ちてしまうことが少ないです。
2本指ソックス
足の形に合わせて、指部分が独立しているタイプもあります。
「2本指ソックス」や「足袋ソックス」は、親指と他の指が分かれている靴下です。
履き心地がよく、着脱も簡単なのが特徴です。親指と人差し指の間に適度な刺激があります。足の保温にも有効です。
5本指ソックス
「5本指ソックス」は、足の指部分が5本に分かれています。「フィンガーソックス」と呼ばれる場合もあるでしょう。
各指の間に適度な刺激があり、快適な履き心地を実感できます。冷え性を改善したり、足の蒸れを防いだりする効果があるといわれています。
種類が豊富な靴下の選び方とは?
豊富な靴下の種類を紹介しましたが、どれを選んだらよいかわからないという人も多いでしょう。ここからは、靴下の選び方のコツについてご紹介します。
選び方1:靴下の丈
靴下の丈は、ファッションのスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。長さがくるぶしやふくらはぎまであるものは汎用性が高く、さまざまなシューズやボトムスと組み合わせられます。
丈が非常に短いカバーソックスは、靴の外から靴下がみえにくいため、パンプスや高さの低いおしゃれスニーカーと相性抜群です。ミニスカートやショートパンツなどでガーリーな雰囲気を演出したい場合は、ハイソックスやニーハイソックスが最適でしょう。
選び方2:靴下の生地・素材
市販の靴下は、素材にもさまざまなものが用いられています。複数の素材を使っている場合と、1つの素材で仕上げられている場合があります。実用性や季節、肌触りなどの好みによって適した素材を選ぶとよいでしょう。
例えば、羊毛から作られるウールは、肌触りがよく保温性に優れています。秋から冬にかけてウールの靴下を履くと、足元を暖かく保てるでしょう。
植物繊維のコットンは肌触りがよく通気性に優れた素材です。シルクは吸湿性に優れており、抗菌効果もあります。
選び方3:足先
足先の形状で選ぶのもおすすめです。足指が分かれていないタイプは足先を丸ごと包んでくれるため、保温されやすいというメリットがあります。足先に余裕があるほうが好みという人におすすめです。
一方、5本指ソックスや2本指ソックスは、足指を独立させることで足の蒸れを防ぎ、水虫の予防に効果があると考えられています。
長時間靴下を着用することが多い人や立ち仕事の人には、ほどよい刺激があって疲れにくいと評判です。
選び方4:ゴム
靴下は足にフィットしズレ落ちるのを防ぐようにゴムを使用しているものがほとんどです。ゴムの部分には、シングルゴム仕様とダブルゴム仕様の2種類が存在します。
シングルゴムは、ゲージの細かい生地のトップにウーリーナイロンを採用していることが多く、糸端が出てトラブルになることが少ないでしょう。ゴム幅が足の太さに対して狭すぎると、履いたときに窮屈さを感じる場合があります。
ダブルゴム仕様は靴下が脱げにくくなりますが、洗濯後に縮んできつく感じてしまうことがあるので注意が必要です。
選び方5:デザイン・カラー
一見目立たないように思えても、ボトムスとシューズの間から見える靴下はファッションのアクセントになります。そのため、靴下自体のモチーフなどのデザインやカラーにも気を配るとよいでしょう。
靴下の定番は無地やワンポイント刺繍の入ったタイプです。コーディネート全体のバランスをみて、差し色としてアクセントにするのもおしゃれです。杢柄は素材のよさを活かした自然なデザインで、主にカジュアルなスタイルに合うでしょう。
靴下の種類と選び方まとめ
靴下には、長さや生地の種類、形状などによって豊富な種類があります。目立たないように思える靴下ですが、実は全体のファッションコーディネートに大きく影響するアイテムです。
靴下によって個性を演出したり、ファッション全体の完成度を高めたりできるでしょう。靴下を履く季節や場所などによってもふさわしいタイプが異なります。
今回紹介したアイデアを参考にして、靴下選びを楽しんでください。